子育てMay 28, 2026
なぜ「不安」を売らないのか
「スタートで遅れさせるな」はセールストークであって、真実ではありません。これは momomori の最初の立場であり、すべてのプロダクトをつくるときのぼくの一線です。
ぼくはプログラマーでもあり、トレーダーでもありました。この2つの仕事は、同じことを教えてくれました。みんなが恐怖の中で判断しているとき、いちばん希少なものは「冷静さ」だということです。
子育て市場は、恐怖に駆動された市場です。
スタートラインで子どもを遅れさせるな。
この言葉が効くのは、まず存在しないスタートラインを発明し、それを越えるための道具を売るからです。問題を解決するのではなく、問題を製造し——そして課金する。
不安は子育ての方法ではなく、子育ての障害
不安に駆られた親は、子どもを傷つける3つのことをします。
- 「寄り添う」を「監視する」に変える——子どもは遊んだ瞬間に罪悪感を覚える。
- 「成長」を「成績」に圧縮する——点数は見えても、力は見えない。
- 「体験」を「ドリル」に置き換える——長期の興味を短期の数字と引き換えにする。
ぼくはこのビジネスをやりたくありません。momomori の第4原則ははっきり書いています。
不安を製造しない。親の恐怖でものを売らない。詰め込みを煽らない。競争の不安を作らない。
では、何を売るのか
ぼくたちは不安を売りません。実験をします。
抽象を体験に変えるゲームを設計し、本物の子どもに遊んでもらい、何がうまくいき何が失敗したかを記録します——失敗も含めて。そして、うまくいった実験をプロダクトにします。
ぼくの意見を信じる必要はありません。ただ座って、子どもと一局遊んで、何が起きるかを自分の目で見てください。
それが、恐怖を売る人たちとぼくたちの、いちばん根本的な違いです。
# 反不安# 子育て# 立場